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![]() サント・セシル小学校にて
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ホテルからバスに乗り込んだときの雨は、
小一時間かかってサント・セシル小学校へ到着する頃には、小雨に変わっていました。
この小学校には、さとし君がいました。彼のお母さんは日本の方で、お父さんは、
イギリスのアンダーソン氏です。アンダーソン家では英語と日本語、学校でのさとし君はフランス語で
話します。さとし君は朝8時のスクールバスに乗って登校し、3時30分におうちへ帰ります。
教室の前には先生の名前が書かれていますが、今日は
日本語で書いていただいてありました。しかもワープロのプリントアウトで。
先生が黒板に書いた物についてヒントを出し、当てるゲーム。
飛び入り参加です。
この校舎には4才児から小学2年生までいます。
1・2年生は合計4クラスの100人ですが、それを6つのグループに分けて
きめ細かく対応しているようです。従って、授業での教室の異動があります。
5才児(年長さん)のクラスの子供達から、自分で作った版画の国旗を、
我々全員がもらいました。私は隣にいる赤い服のステファニーからもらいました。
とってもかわいらしい、甘えん坊のマドモアゼルでした。ぺとーっとくっついてこられると、
おじいさんになった気分……?! 。
山本先生は黒い服の子からもらいました。実は、ステファニーと双子の兄弟でした。
コンピュータ室では1年生が実習中。子供用のwebサイトにつなぎ、
福笑いのようなことをマウスで行ったり、スタンドアロンでゲームのようなことをして、
マウスの操作などを身につけていくようです。
校舎から校庭を見る。
子供達全員が正門前に集まって出迎えてくれました。市長さんもおみえになっていました。
チェルシー市は、125周年を昨年迎え、カナダでは古い町だそうです。
市のシンボル、屋根のある橋には、次のような意味が込められているそうです。
昔、川を隔てて、イギリス系の人とフランス系の人が住んでいた。
橋はその二つの民族の"はしわたし"をし、お互いに交流を深めるようになった。
その象徴的な意味合いを屋根のある橋に持たせているとのことでした。
右の写真の左がM.MICHAEL HOGAN 校長
校舎のすぐ裏にすてきな小屋ができていました。
まずこの小屋に入り、昼食をごちそうになりました。
右の写真で校長先生が手にしているのは、
私たちへのプレゼントのメープルシロップです。
実は、このシロップは、このできたての小屋で、
生徒達が作り始めたシロップの、なんと最初の物だったのです。
しかもたった400個しか作れなかった記念すべき物を
ちょうだいしてしまいました、各人それぞれが。
春になる前、木がまだ眠っている時期に、上の写真のように木に
金具を打ち込んで、バケツをぶら下げておきます。
そうすると、一晩で、透明な水のような液体(サップ)がバケツいっぱいにたまります。
これを薪で8時間かけて、しかもシェリーのソレラシステムのように、
順々に濃縮してゆくと、1400リットルのサップから30リットルのメープルシロップ
ができます。その説明を、生徒がしてくれました。
1/40以下になってしまうとっても貴重な物だと言うことがわかりました。
氷の上に、メープルシロップを煮詰めた熱々を注ぎ、棒でぐるぐるかき回していると、
水飴状態になり、これを棒で上手にとって、いただきます。
とってもおいしい!!是非おためしください。とっても贅沢な、でも素朴なデザートです。
リサイクルの授業。紙の再生を生徒が説明しています。
できた紙に飾りを付けて、販売します。
この小学校の家庭は比較的裕福で、保護者の多くはオタワ市まで通勤しているそうです。
(道路事情がよいので、約30分)
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