ウチヤマワイン会の模様をおとどけします

1998年7月6日例会

  • Louis Roederer , Brut Vintage 1990
    pinot noir 67% , chardonnay 33%
    イーストの香り。オレンジやミネラルっぽい香りもしてくる。 非常に力強いシャンパンであるが、柑橘系の苦みや爽やかさも感じ、 まろやかな繊細さも持ち合わせている。

  • Viognier
    vin de pays d'Oc , 1996
    Jean-Luc Colombo
    レモン、ハーブ、グレープフルーツの皮などの香り。 フレッシュでフルーティーなワイン。 生のハーブの香りと若干の苦みがこのイキイキとしたワインに複雑さを与えて 単調な味わいになるのを防いでいる。 コンドリューやシャトーグリエとは対極なもとして、若々しさを味わいたい。 すばらしいワイン。

  • Pommard , 1995
    Les Perrieres
    Jean-Michel Gaunoux
    青白さを含んだやや薄い紫色。 スリーズノワールの砂糖漬け(シロップでなくて乾燥したカリカリの感じ)の香り。 ザクロの香り。トーストの香ばしい香り。 上品な樽香や若々しいアロマは今少しとんがっているが、イキイキとした酸とともに 充分バランスがとれている。この状態で飲むのもまたピノの楽しみの一つ。 すばらしい。

  • Chateau Talbot , 1970
    マグナム
    ドライフルーツ、赤い果実、湿った土、プルーン、なめし革。 想像していたよりずっと若々しく、酸も生きていてはつらつとしている。 ベリーの香りもすばらしい。
    一方で、熟成したボルドーならではの、なめし革やトリュフ香、 優しいタンニンの刺激もすばらしく もっともっと熟成させてから飲んでみたいとも思ってしまう。

  • Bandol , 1994
    domaine Tempier
    滝澤氏によるブラインドテスト
    松ヤニ、葉巻、濃いハーブなどの独特の香り。 酸と甘味(といっても糖分ではなくグリセリンなどのエキスからくる甘み)のバランスが良い。 非常に濃くまた独特の香りから、気候がよい新大陸の物かと思ったが、 豊かな太陽のもとでのびのび育った中にも、どこかしら気品のような、 伸びきっていない引き締まった部分を感じるあたりが、やはり、良く造られた フランスワインですね。

ウチヤマワイン会1998目次
1998年1月5日例会
1998年1月13日例会
1998年2月2日例会
1998年2月10日例会
1998年3月2日例会
1998年3月10日例会
1998年4月6日例会
1998年4月14日例会
1998年6月1日例会
1998年6月9日例会
1998年7月14日例会
1998年9月7日例会
1998年10月5日例会
1998年10月13日例会
1998年11月2日例会
1998年11月10日例会
1998年11月19日パーティ
1998年12月7日例会
1998年12月8日例会







伊勢市のカフェ・ランティエさん